アバルト 500 にラリー仕様車…大胆なフォグランプ

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
アバルト 500 にラリー仕様車…大胆なフォグランプ
アバルト 500 にラリー仕様車…大胆なフォグランプ 全 2 枚 拡大写真

フィアットは25日、『アバルト500』のラリー仕様車、「アバルト500R3T」を発表した。2010年の第51回サンレモラリーに参加する顧客向けの競技専用車だ。

イタリア伝統のサンレモラリーとフィアットとの関係は深い。1977年に『131アバルト』が1-2-3フィニッシュを飾ったのをはじめ、『ウーノ』『チンクエチェント』『プント』『パンダ』などが勝利を収めている。

アバルト500R3Tは、サンレモラリーのグループ「R3T」クラス参戦用に製作されたマシン。R3Tクラスは排気量1600cc以下のターボ車で争われ、比較的ローコストで出走できるため人気が高い。

エンジンは、アバルト500用の1368cc直4ターボをチューニング。ターボチャージャーは、ギャレット製「GT1446」ジオメトリーターボとなり、最大出力は180ps/5000rpmと45ps引き上げられた。

トランスミッションは6速シーケンシャル。ツインプレートクラッチや、マルチプレートセルフロッキングディファレンシャルによって強化された。

サスペンションは、ドライバーの好みに合わせられるように、車高調整式ダンパーや角度調整式キャスター&キャンバーを採用。ブレーキはブレンボ製の4ポッド。アルミホイールはOZ製17インチで、BFグッドリッチ製19/62 - 17サイズのタイヤを組み合わせる。

室内はFIAの規定に従い、ロールケージ、バケットシート、6点式シートベルトなどを装備。最低重量は1080kgとされた。外観はラリー用の大胆な4灯フォグランプやルーフのエア導入口が目を引く。

このアバルト500R3Tの価格は未定。公道走行はできないが、フィアットはサンレモラリーの他にも、500R3Tが出走できるラリーイベントを計画している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ジープ『チェロキー』新型、新写真からリアデザインが判明
  2. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  3. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタに生産移管、いなべ工場は商用車専用に
  4. 外装も内装も「どピンク」な超高級SUV、ベントレー特注部門のスゴ技とは
  5. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る