アウディ A5 クーペにアルミボディ…100kg以上軽い

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アウディ A5 クーペ アルミニウムプロトタイプ
アウディ A5 クーペ アルミニウムプロトタイプ 全 1 枚 拡大写真

アウディは9月30日、『A5クーペ』のコンセプトカー、「アルミニウムプロトタイプ」を発表した。アルミやカーボン素材の積極採用により100kg以上の軽量化を実現。運動性能と環境性能の両立を狙う。

アウディはいち早く、アルミボディ構造を市販車に導入したメーカーだ。1993年に発表した『A8』に、アウディASF(アルミスペースフレーム)を採用。約100kgの軽量化によって、燃費やCO2排出量の改善に貢献した。すでにASFは55万台以上のアウディ車と約9000台のランボルギーニ車に搭載されている。

A5クーペのアルミニウムプロトタイプは、最新のASF技術を応用したコンセプトカー。ASFの上にアルミ+CFRP(炭素繊維強化プラスチック)製ボディを載せる手法により、1310kgのウェイトを実現する。これは通常のスチールボディのA5クーペよりも、110kg軽い重量だ。

エンジンは直噴2.0リットル直4ターボ「TFSI」(211ps)。1t当たりの馬力は161psと、A5クーペのトップグレード、「3.2FSIクワトロ」(265ps)の1t当たりの馬力172psと大差ないスペックを獲得する。

小排気量エンジンと軽量ボディの組み合わせにより、動力性能を犠牲にしないで燃費やCO2排出量を削減しようというのが、このコンセプトカーの考え方。アウディのミハエル・ディック技術担当取締役は、「今後のアウディ車の重要な取り組みのひとつが、軽量化である」と語っている。

《森脇稔》

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