日本精工、一軸アクチュエータを発売 自動車生産設備など向け

自動車 ビジネス 企業動向

日本精工は、コンパクトなサイズで高い負荷容量を実現した一軸アクチュエータ『タフキャリア』を開発し、自動車生産設備をはじめとする一般産業機械向けに発売する。

自動車の車体製造ラインなどでは、車種の需要変動に柔軟に対応可能な同一ライン多車種混合生産(フレキシブルライン)が進んでおり、装置や冶具の電動化が進んでいる。このため、数多くの電動アクチュエータが使用されているが、荷重位置と案内部が離れていることが多く、大きなモーメントが作用するため耐荷重性能の向上が求められていた。またこれに加えて溶接工程は、スパッタ(高温の溶接粉)にさらされるため、耐異物環境での耐久性向上も求められている。

同社ではこうした厳しい使用条件にも対応可能な一軸アクチュエータとしてタフキャリアを開発した。案内部の転動体にローラを採用することで、従来品と同等のサイズで、耐荷重性能を大幅に向上した。加えて、コンパクトな耐火性高防塵スパッタカバーを開発した。

タフキャリアを2010年1月から販売開始し、その後にラインナップを拡大し、2012年に10億円の売上を目指す。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  2. 人気のゴミ収集車モチーフも、車好きキッズ向けスニーカー「IFME のりものシリーズ」新登場
  3. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  4. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  5. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る