VWの米国新車販売、3か月連続増…9月実績

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VWの米国新車販売、3か月連続増…9月実績
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フォルクスワーゲンオブアメリカは1日、9月の新車販売の結果を明らかにした。それによると、総販売台数は1万7358台で、前年同月比は1.5%増。3か月連続で前年実績をクリアした。

セールス回復の牽引役となったのが、クリーンディーゼル「TDI」搭載車だ。TDIの主力が『ジェッタTDI』で、2008年6月に米国市場へ初投入。ボディはセダンとワゴンの2種類があり、エンジンはフォルクスワーゲン自慢の直噴2.0リットル直4ターボディーゼル「TDI」(140ps、32.6kgm)を積む。

高い環境性能がジェッタTDIの特徴で、米国EPA(環境保護局)燃費は、市街地が12.75km/リットル、高速が17.43km/リットル。排出ガス性能は全米50州のディーゼル規制を満たしている。

ジェッタTDIは、現地価格2万2270ドル(約200万円)からという戦略的設定の効果もあり、米国では発売以来、大人気。9月のTDIを含めたジェッタの総販売台数は、セダンが8778台で前年同月比は10.4%増。ワゴンは790台で9.1%減。トータルでは8.5%増の9568台と、好調な売れ行きを示した。

また、今年新規発売した『パサートCC』の販売も好調。9月は2290台、今年1‐9月累計でも1万5187台と好評を博している。『ニュービートル』も9月は前年同月比0.5%増の1290台と堅調だった。

クライスラーからOEM供給を受けるミニバン『ルータン』も人気。9月は前年同月比140.3%増の901台、今年1 - 9月累計でも、前年同期と比較して30倍以上の1万2639台を販売している。

フォルクスワーゲンオブアメリカのマーク・バーンズCEOは、「8月24日のスクラップインセンティブ終了後も、複数の車種で好調な販売が続いている。新型『ゴルフ』の投入で弾みをつけたい」と語っている。

《森脇稔》

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