農道でのひき逃げ、逮捕の女は容疑を否認

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4日夕方、栃木県宇都宮市内の農道沿いにある畑で、若い女性が頭から血を流した状態で倒れているのを通行人が発見。警察に届け出た。女性はすでに死亡。警察はひき逃げされたものとみて捜査を開始。5日に同市内に在住する40歳の女を逮捕している。

栃木県警・宇都宮東署によると、警察が事件発生を認知したのは4日の午後5時5分ごろ。宇都宮市今里町(N36.41.2.5/E139.53.56.0)付近の農道を散歩していた人から「畑に頭から血を流した女性が倒れている。死んでいるようだ」との通報が寄せられた。

通報を受けて駆けつけた同署員が女性の死亡を確認。所持品は無かったが、現場近くに在住する26歳の女性と確認された。女性は腰部と頭部に打撲を負ったような痕跡があり、周辺の路上にクルマのヘッドライトとみられる樹脂片が散乱していたことから、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始した。

翌5日になり、同市内にある自動車修理工場から「電柱への単独衝突を起こしたとして持ち込まれた軽乗用車だが、人身事故の疑いがある」との通報が入った。警察が車両の損壊箇所を確認。現場から採取した破片と同一車種であることも判明したことから、このクルマを所有する40歳の女を自動車運転過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

現場は幅員約5mの直線区間。街灯は設置されてない。逮捕された女は「4日の午後10時35分ごろに現場を通過した」、「何かに当たった気はするが、人ではないだろう」と供述しているという。クルマの損壊状況から、警察では人身事故を起こしたことを承知で逃走したものとみて、女を厳しく追及する方針だ。

《石田真一》

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