車載用半導体市場、EV・HV向け需要は拡大…矢野経済

自動車 ビジネス 国内マーケット
FT-EV II(東京モーターショー09出展車)
FT-EV II(東京モーターショー09出展車) 全 2 枚 拡大写真

矢野経済研究所は7日、車載用半導体の世界市場の調査を実施し、その結果を「車載用半導体市場の可能性と将来分析2009-2010」にまとめた。

調査結果によると2009年の車載用半導体市場は、2008年後半からの世界的な新車販売の不振の影響を受けて減少傾向が続き、前年比13.2%減の151億ドルになる見通し。

2009年第1四半期の各デバイスメーカーの受注状況は前年同期比20 - 25%減に低迷。第2四半期からは自動車メーカーの在庫調整が一段落し、緩やかに需要は回復しつつある。しかし、今後の先行きについては不透明との見方が多く、本格的な回復基調に戻るのは先進国の新車販売台数が上向くのに先行し2010年後半になると予測する。
 
一方、2011年以降は環境や安全への規制対応から、車載用半導体市場は2ケタ成長が見込まれる。環境規制のためのガソリン車の低燃費化、ハイブリッド自動車、電気自動車の新型車の市場投入が相次ぐことからパワー半導体の需要は拡大するのは確実。ESC(横滑り防止装置)などの安全規制については、車両一台に搭載される半導体式センサの数量が増加する見通し。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. アキュラの新型SUV『RSX』が初公開! SNSでは「デザイン、攻めてきたな」「逆輸入して」などホンダファンも反応
  3. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  4. 『ジムニー/ジムニーシエラ』のコックピットをかっこよく進化! 簡単取付けのデジタルメーターが新発売
  5. コメリが洗車グッズの新商品を発売、撥水力2倍のカーワックススプレーなど4アイテム
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る