石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、豪州の探鉱会社ディスカバリー・メタルズ社とボツワナ共和国ディコロティ地域でのニッケルやプラチナなどを対象とした共同探鉱(JV)実施契約を締結した。
プラチナは、地域偏在性が高く、南アフリカが世界埋蔵量の9割を占めると言われている。日本はプラチナ輸入量の約8割を南アフリカに依存している。南アフリカ以外の供給源を確保して、リスクを分散するために、権益取得を目指す。
また、プラチナは、世界各国の自動車排ガス規制の強化に伴い、自動車排ガス浄化触媒として世界的な需要の拡大が見込まれているほか、燃料電池の材料としても重要なレアメタルの一つ。
JOGMECでは、今回の事業は昨年7月にボツワナに開設した地質リモートセンシングセンターを中心としたボツワナ共和国での探鉱活動の成果としている。