新日鉄、薄膜型黒色電気亜鉛めっき鋼板を新開発---製造時のCO2削減

自動車 ビジネス 企業動向
ジンコートブラック
ジンコートブラック 全 1 枚 拡大写真

新日本製鐵は、高性能で薄膜型の黒色電気亜鉛めっき鋼板「ジンコート・ブラック」を開発した。新商品は、その美麗な外観や高い加工性などが評価され、すでにパナソニックの薄型テレビのバックカバーへの採用が決定、出荷を開始している。

ジンコート・ブラックは、クロメートフリー電気亜鉛めっき鋼板の「ジンコート21」をベースとし、片方の鋼板表面上に黒色の塗料を薄く施した環境に優しい製品。低温乾燥が可能な水系塗料を開発したことにより、従来の一般的な塗装鋼板と比べ7 - 8割の薄膜化と、製造時のCO2発生量の削減を実現した。

また、電気亜鉛めっき鋼板製造設備でインライン一貫製造することで、従来の塗装鋼板の塗装工程が不要となり、CO2発生量を従来比で約3割削減できる。

新製品は新日鉄の広畑製鉄所と君津製鉄所のラインで製造する予定。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. 「リアウィンドウがない」のが斬新と評価! ポールスター『4』がデザイン賞の最高賞に
  3. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  4. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  5. コルベット史上最強の「ZR1X」、60年ぶりマット塗装の限定車は約3575万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る