新車価格88万円、ヒュンダイ アクセント…米国一安いクルマ!

自動車 ニューモデル 新型車
アクセント
アクセント 全 7 枚 拡大写真

ヒュンダイモーターアメリカは7日、『アクセント』の2010年モデルを発表した。燃費性能を引き上げつつ、エントリーグレードの価格は据え置き。9970ドル(約88万2000円)からという驚異的な低価格は健在だ。

2010年モデルでは、全車が燃費性能を高める改良を実施。エンジンフリクションの低減、エアロダイナミクスの向上、低転がり抵抗タイヤやオンデマンド方式のオルタネーターを採用した。

さらに新エントリーグレードの「ブルー」では、専用ギアレシオの5速MTとローダウンサスペンションが導入された。これにより、燃費は従来よりも9%改善。米国EPA(環境保護局)燃費は、高速で15.3km/リットルを実現する。ヒュンダイは、「ホンダ『フィット』や日産『ヴァーサ』(日本名:『ティーダ』)よりも燃費がいい」と自信を見せる。

このブルーグレードは、価格も2009年モデルに対して据え置かれた。9970ドル(約88万2000円)という米国で販売される新車の最安値を維持している。

もちろん、エントリーグレードとはいえ、デュアルエアバッグ、シート内蔵サイドエアバッグ、ルーフ内蔵カーテンエアバッグと安全装備は充実。タイヤ空気圧警報システム、6対4分割可倒式リアシートなど機能性も高い。エンジンは1.6リットル直4(110ps)を積む。

このアクセントに価格面で対抗するのが、日産『ヴァーサセダン』(日本名:『ティーダラティオ』)の1.6リットル車(5速MT)。9990ドル(約88万4000円)からの低価格をアピールしている。

ヒュンダイの9月米国新車販売は、前年同月比27.2%増の3万1511台。多くの自動車メーカーがスクラップインセンティブ終了の反動で販売減に苦しむ中、高い伸び率を示している。2010年モデルのアクセントが米国の顧客に対して、引き続き価格面で相当なインパクトを与えるのは間違いない。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  2. 日産『ムラーノ』新型、米IIHSで最高の安全性評価
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 運転席から1人でアタッチメント交換を実現、日立建機が中型油圧ショベル4機種発売へ
  5. 「技術の日産」はこれだけの名車を生み出してきた…第4回プリンスの丘 自動車ショウ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る