東海ゴム工業、北米で自動車用ホースの生産体制を再編

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東海ゴム工業は9日、北米で自動車用ホース事業を再編すると発表した。北米では引き続き厳しい事業環境が予想され生産拠点をグローバルに最適化する。

同社は北米でDTRインダストリーズ(オハイオ州)、DTRテネシー(テネシー州)、DTRメキシコの3つの子会社で自動車用ホースを生産している。このうちオハイオで生産する自動車用ホースの全てと、テネシーでの生産の一部をメキシコのほか中国の2つの生産子会社に移管する。12月から移管を開始し、2010年8月以降の北米の自動車用ホース生産拠点はテネシーとメキシコの2拠点になる。オハイオでの自動車用防振ゴムの生産は継続する。

米新車市場は金融危機前の年間1600万台レベルから1000万台を割り込む水準まで急激に落ち込み、雇用情勢の厳しさが続くなかで本格的な回復の見通しは依然として不透明。現地に生産拠点を持つ日系部品各社では生産体制の見直しを迫れられるところも出てきそうだ。

《編集部》

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