【東京モーターショー09】日産フーガ…走・快・美のフラッグシップ

自動車 ニューモデル モーターショー
フーガ新型
フーガ新型 全 5 枚 拡大写真

日産自動車は11月後半に発売予定の新型『フーガ』を第41回東京モーターショーに出品する。

このモデルの商品コンセプトは「最高峰 走・美・快の日産フラッグシップ」。「走・美・快」とは日産自動車が1990年代までに技術世界一を目指す「プロジェクト901」というものがあり、その時のキーワードがこの「走・美・快」。

「なかなか本質的なクルマの良さを突いているのではということで、今回も走り、美しさ、快適さというのを含めて最高峰のものを日産のフラッグシップとして作ろうとこのコンセプトにしました」とは商品企画室、大澤辰夫さん。

「アピールポイントは3つ。目を、心を惹きつける(ぱっと見と、じわじわと使っているうちに惹きつけられるような)躍動感に満ちたデザイン。広く、華やかに、心地よく(自分のために)仕立てられたインテリア。安心と快適に支えられた、一体感のある爽快な走り」だという。

デザイン本部、青木護さんは「エクステリアデザインには3つポイントがあります。ひとつ目はプロポーション、ふたつ目は姿勢、みっつ目はサーフェス(面の仕上げ)」という。

特にサーフェスに関しては、勢いと艶とをテーマにしているといい、「勢いというのは自然の持つダイナミズム、艶というのはセクシーさ」を表現しており、今回新たな影をデザインするという発想を用いどこから見てもきれいに映るよう面表現を行っているという。

エンジン構成は2.5リットルV6と3.7リットルV6VVELの2種類。両方とも7速ATを備え、2.5リットルの方はグリーン税制適合認可を待っているところだという。

また、2010年秋頃を目途に、日産が独自に開発した、1モーター2クラッチのパラレルハイブリッドシステムと、高出力のリチウムイオンバッテリーを組み合わせた3.5リットルV6エンジン搭載の『フーガハイブリッド』を発表する予定である。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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