10日早朝、兵庫県洲本市内の神戸淡路鳴門自動車道下り線を走行していた乗用車が路外に逸脱。道路左側のガードレールに接触した弾みで本線上に再進入した際、後続の乗用車が追突する事故が起きた。この事故で車外に投げ出された女性1人が負傷している。
兵庫県警・高速隊によると、事故が起きたのは10日の午前6時ごろ。洲本市安乎町(N34.23/E134.51)付近の神戸淡路鳴門自動車道下り線を走行中の乗用車が路外に逸脱。道路左側のガートレールに接触した弾みで本線へ再進入したが、そこに後続の別の乗用車が追突した。
双方のクルマは中破。追突側のクルマの後部座席にシートベルト未着用の状態で同乗していたとみられる65歳の女性が車外に投げ出され、頭部を強打する重傷。逸脱側のクルマを運転していた南あわじ市内に在住する23歳の男性と、追突側の乗用車を運転していた大阪府交野市内に在住する73歳の男性にケガはなかった。
警察では双方の運転者から自動車運転過失傷害容疑で事情を聞いているが、逸脱車を運転していた男性は「オーディオ機器の操作をしていて、前をよく見ていなかった」などと供述しているようだ。警察ではこの男性の前方不注視が事故の主因と推測している。