【東京モーターショー09】三菱 i-MiEVカーゴ…前後の違和感をなくす

自動車 ニューモデル モーターショー
i-MiEVカーゴ
i-MiEVカーゴ 全 4 枚 拡大写真

2種類のクルマを前後で合体させると、当然のことながらデザイン上では無理が生じる。今回の東京モーターショーに出品される『i-MiEVカーゴ』コンセプトも当初はその無理が生じていたという。

【画像全4枚】

例えばプレスライン(凹凸)。リアゲートは実は某車からの流用で、既存のプレスラインをもつ。いっぽう「i-MiEV」もドアやボディ側面下部にキャラクターラインがある。

「最初はお互いに消すようなトライをして、途中は何とかごまかしていました」と話すのはデザイン本部デザイン推進部の安井淳司さん。しかし「何とかごまかすといったアプローチでは、何がやりたいのか見た目にわかりにくくなったり、無理は無理として見えてしまいました」という。

そこで、考え方を変えたという。「ごまかすのではなく、あえてこうしたいんだと言い切ってしまおうと。その結果、例えばサイドのグラフィックスで強調しているS字ラインのように、ここはS字にしたかったんだという表現にすることで、割と多きなマスなのですが違和感なく動感を出すことになったと思います」。

「実際に後ろに行くに従ってマスが大きくなるので、リアヘビーな印象になりがちでした。しかしこのS字のキャラクターラインによってリアドライブの感じもちょっと出たりなど、複合的な効果も得られました」

また、「クォーターガラスがかなり上についているので、その下のスペースにキャラクターラインがまったくなかったら、かなり腰高な印象になったと思います」とデザインに自信を見せた。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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