トヨタ、英国で最もクリーンなメーカーに…平均CO2排出量129.15g/km

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イギリスの自動車メディア『クリーングリーンカーズ』は、2009年1 - 9月に英国内で販売された新車の平均CO2排出量を調査。その結果、メーカー別ではトヨタ(レクサスを除く)が129.15g/kmとなり、第1位になった。

トヨタが2008年1 - 9月、英国で販売した新車の平均CO2排出量は144.82g/km。今年は129.15g/kmだから、約12%の改善を果たした計算だ。

クリーングリーンカーズによると、トヨタのCO2排出量改善は、ラインナップの変更が大きく関係しているという。英国でトヨタは、『MR-2』(日本名:『MR-S』)、『プレビア』(日本名:『エスティマ』)、『セリカ』の導入を中止。代わりに『iQ』や新型『プリウス』など、CO2排出量の少ない車種を積極展開してきた。

さらに、「トヨタオプティマルドライブ」思想も徹底。これは、パワーアップしながら環境性能も引き上げようという考え方で、『ヤリス』(日本名:『ヴィッツ』)、『オーリス』、『アベンシス』用のガソリン「バルブマチック」エンジン、ディーゼル「D-4D」エンジンなどに反映されている。

ちなみに、2位はフィアットとMINIで130g/km、4位はヒュンダイで134.4g/km。全メーカーの平均値は150.6g/kmで、前年同期比で5.5%の改善となった。

欧州では2012年までに、販売する新車の平均CO2排出量を130g/km以下にするよう自動車メーカーに求めている。トヨタの129.15g/kmは、英国内に限れば、新基準を先行した達成した形だ。

《森脇稔》

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