自動車検査登録情報協会は14日、2009年版わが国の自動車保有動向をまとめた。それによると、2009年3月末現在の貨物車の平均使用年数(人間の平均寿命に相当)は、前の年より1.78年長期化し、過去最高の13.50年となった。
景気低迷に伴う貨物輸送のコスト削減・効率化の追求などから貨物車の長期使用化がさらに加速されたため、と同協会は分析している。
乗用車の平均使用年数も4年連続で延び、11.68年となって過去最長を記録した。乗用車の平均車齢(人間の平均年齢に相当)は17年連続で延び、7.48年で最高齢となった。登録車の新車販売不振や自動車の使用長期化によるもの、と分析している。
貨物車641万2252台のの平均車齢は、9.16年で、前年より0.21年延び、16年連続で高齢化するとともに初めて9年台に入った。