STマイクロ、高精度な車載用加速度センサを開発

自動車 テクノロジー 安全
加速度センサ「AIS226DS」
加速度センサ「AIS226DS」 全 1 枚 拡大写真

STマイクロエレクトロニクスは15日、車両の動きを高精度で測定する新しい加速度センサを発表した。

アダプティブヘッドライト、自動調光HID(高輝度放電)ランプ、慣性ブレーキライト、電子パーキングブレーキ、高度盗難防止システム、自動車制御システムなど向けの「AIS226DS」は、2軸方向の加速度を高精度で検知する一体化した構造体を持ち、1軸の加速度センサを2個使用した場合より高い精度を得ることができる。

新製品は、最大プラス・マイナス6gの重力加速度を検知する。また、0.02度未満という非常に小さな傾きの検知も可能で、高精度な傾き検知は、自動調光ランプや電子パーキングブレーキ、坂道発進補助装置などに求められる。

また、AIS226DSは、事故や危険な運転をモニタするドライブレコーダ、GPS衛星から信号を受信できない場合に加速度のデータを基に推測航法を改善するGPSナビゲーションシステムなどにも使用できる。

現在、主要顧客向けにサンプル出荷中で、2010年第1四半期に量産開始する予定。単価は、大量購入時に約2.50ドル。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【ヤマハ YZF-R25 新型】人気の理由は「映えるデザイン」にあり! 進化する「Rの血統」とは
  2. トヨタ『カローラクロス』改良新型、米国はガソリン車も設定…ハイブリッドと顔が違う
  3. 【スバル フォレスター 新型試乗】日本車の目覚しい進歩に舌を巻く…中村孝仁
  4. マツダ、新型電動SUV『EZ-60』を中国発売…約250万円から
  5. スバル『BRZ』、2026年モデルを米国発表…価格据え置きで2026年初頭発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る