メルセデスベンツ Eクラスステーションワゴン 新型…3車3様の個性

自動車 ニューモデル 新型車
Eクラスエステート(日本名:Eクラスステーションワゴン)
Eクラスエステート(日本名:Eクラスステーションワゴン) 全 12 枚 拡大写真

ダイムラーは12日、新型メルセデスベンツ『Eクラスエステート』(日本名:『Eクラスステーションワゴン』)を、11月から欧州で発売すると発表した。ダイムラーが新たに公表した写真から、新型の詳細を紹介する。

新型は、1月にモデルチェンジを受けた「Eクラスセダン」をベースに、伸びやかなステーションワゴンフォルムを構築。ボディサイズは全長4895×全幅1854×全高1471mmで、Eクラスセダン(全長4868×全幅1854×全高1470mm)と比較すると、27mm長い。1854mmの全幅と2854mmのホイールベースは共通だ。テールランプは、セダンと共通イメージでまとめられた。

荷室容量は、最大1950リットル(VDA計測法)を確保。新型から簡単にリアシートが折り畳める「クイックホールド」機能が付いた。これは室内側からだけでなく、荷室側からもシートの折り畳み操作がワンタッチでできる機能だ。また、「イージーパック」システムも採用。電動開閉式リアゲートの動きに連動して、トノカバーも自動的に巻き取られ、使い勝手を高めた。荷室フロア下には、サブトランクが設けられる。

エンジンはセダンと共通で、ガソリンとディーゼル合わせて全10ユニット。排出ガス性能は、全機種がユーロ5に適合している。駆動方式はFRを基本に、一部グレードには4WDの「4マチック」が設定された。

セダンとのメカニズムの大きな違いは、リアサスペンション。積載する荷物の重量にかかわらず、車高を一定に保つセルフレベリング機能を組み込んだ。さらに「ダイレクトコントロール」と呼ぶアダプティブダンピングシステムも採用。セダンと同じく、高いハンドリング性能と乗り心地を追求する。

安全面はセダンと同様に、9個のエアバッグをはじめ、「アテンションアシスト」「ディストロニックプラス」「プレセーフ」「ネックプロ」など、万全の備えを見せる。

新型Eクラスステーションワゴンは、11月から欧州主要国で販売開始。ドイツでの価格は4万1947ユーロ(約560万円)からだ。今回公表された写真は、ベージュが「エレガンス」、ブルーが「アバンギャルド」、ブラウンが「AMGスポーツパッケージ」。3車3様の個性が確認できる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『GRヤリス』にモータースポーツ由来の空力パーツ採用!「エアロパフォーマンス」誕生
  2. カスタムカーの祭典、愛知で初開催!「オートメッセ in 愛知 2025」7月26-27日
  3. いすゞ『ギガ』など大型・中型トラック1万6780台をリコール…シートサスペンション不具合
  4. トヨタ『SORA』にリコール…ワンマンバスの構造要件を満足しないおそれ
  5. ケーニグセグ、1625馬力の新型ハイパーカー『サダイアズ・スピア』発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る