ホンダオブアメリカは19日、『インスパイア』『セイバー』2車種のエアバッグ装置に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、エアバッグのインフレータが補用品として2001年9月17日 - 2005年8月18日に販売され、交換された車両で、53台。
運転者席側SRSエアバッグのインフレータ(膨張装置)内のガス発生剤に不適切なものがあるため、エアバッグが展開した際、インフレータ内圧の異常な上昇で容器が破損して構成部品が飛散し、乗員が負傷するおそれがある。
全車両、運転者席側SRSエアバッグのインフレータを良品と交換する。
不具合発生はなく、海外市場からの情報で発見した。事故は起きていない。
なお、この案件は、今年7月29日付でリコール届出を行ったものだが、対象範囲の選定漏れが判明したため、対象範囲を追加したもの。