VWグループの世界シェア、1.7ポイント増の11.7%…1 ‐ 9月実績

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フォルクスワーゲングループは16日、アウディ、セアト、シュコダなどを含むグループ全体の09年1 - 9月世界販売の結果を公表した。乗用車市場におけるシェアは08年よりも1.7ポイント増加し、11.7%に到達した。

09年1 - 9月の世界総販売台数(乗用車)は476万台。前年同期比は0.5%の減少だが、全自動車メーカーの平均前年同期比が、12%マイナスとなる中では健闘といえる。その結果、市場シェアの1.7ポイント拡大に結びついた。国別では、ドイツ、中国、ブラジルでトップシェアを獲得。ロシアやインドでも大幅なシェアアップを遂げた。9月単月では、11.9%増の61万5100台を販売している。

フォルクスワーゲンブランド単体(乗用車)では、09年1 - 9月に全世界で302万台をセールス。前年同期比7.5%増の伸び率だ。9月単月では、前年同月比22.8%増の39万7100台と飛躍した。

地元、ドイツではスクラップインセンティブの効果により、市場シェアを1.2ポイント上乗せし、20.8%を達成。『ゴルフ』『ポロ』『シロッコ』がその牽引役を果たした。

中国での1 - 9月販売は、前年同期比37%増の106万台と絶好調。9月単月では、前年同月比66.4%増の14万9200台と驚異的な伸びを見せた。『ジェッタ』や『パサート』が人気の中心だ。日本を含むアジアパシフィック市場の販売も好調で、1 - 9月は前年同期比31.6%増の117万台を売り上げている。

ブラジルでは1 - 9月、前年同月比5.6%増の52万3400台を販売。市場シェアは2ポイント増え、25.9%を確保した。これは大ベストセラー、『ゴル』の効果である。

フォルクスワーゲングループのDetlef Wittig販売担当上級副社長は、「09年1 - 9月、ドイツ、中国、ブラジルでトップシェアを獲得できた。しかし10年は、とくに西欧市場で厳しい戦いが予想される」と気を引き締めている。

《森脇稔》

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