IRジャパン、ゲート駆動ICを出荷 HVの補助電源用コンバータなど

エコカー ハイブリッド
AUIR2085S。背景の車はホンダのHV、CR-Zだ
AUIR2085S。背景の車はホンダのHV、CR-Zだ 全 1 枚 拡大写真

インターナショナル・レクティファイアー・ジャパン(IRジャパン)は、車載用ゲート駆動IC「AUIR2085S」のサンプル出荷を開始した。用途は、ハイブリッド自動車の補助電源用コンバータ、車載のDC-DCコンバータ、バッテリ管理用コンバータなど向け。

新製品AUIR2085Sは、ハーフブリッジ構成で、デューティ比50%の自励発振器を内蔵する。起動時の突入電流を制限するためのソフトスタート機能を実現するため、キャパシタも内蔵する。このソフトスタート機能は、起動時の最初の5msec間にデューティ比を0%から50%に徐々に増加させる。

さらに、起動シーケンスの間、ハイサイドMOSFETとローサイドMOSFETへのパルス幅は、同じ幅に維持される。ハーフブリッジへのハイサイド・パルスとローサイド・パルスは、動作中の変圧器の不均衡を防ぐためにプラス・マイナス25nsec以内に整合される。ゲート駆動電流はプラス・マイナス1A(標準値)で、低電荷のMOSFETに向けて最適化した。貫通(シュートスルー)電流を防ぐためのデッドタイムは50 - 200nsecの範囲で設定可能。

車載部品の品質規格AEC-Q100に準拠しており、スイッチング周波数は最高500kHzまで設定が可能。

《レスポンス編集部》

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