KYB、子会社2社を解散---二輪車用油圧緩衝器など生産を集約

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KYBは、二輪車用油圧クッションユニットを生産する連結子会社KYB神渕と建設機械用油圧シリンダを生産するKYB川辺を解散する。

KYB神渕は二輪車向けの油圧緩衝器をKYB向けに供給してきたが、世界大不況の影響で二輪車の需要が落ち込み、売上高は大幅に減少し、2010年度以降も回復の目途が立たない状況にある。国内二輪車向け油圧緩衝器の生産拠点をKYBに集約し生産効率を向上させ製造原価の圧縮を図るため、KYB神渕の解散を決定した。

KYB川辺は、景気後退の影響を強く受けているミニショベルの油圧シリンダをKYB向けに生産してきた。売上は2007年度ピーク時の3分の1以下まで落ち込んだ状況が続いている。シリンダ製品の生産拠点の集約を進め、生産性の向上、製造原価の圧縮を図るため、解散を決定した。

両社ともに2010年6月までに清算を終了する。解散に伴って今期の連結決算で15億円を特別損失として計上する。

《高木啓》

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