【新聞ウォッチ】超低価格車 ナノ 炎上、発火原因は何なの?

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2009年10月23日付

●JR西3社社長「起訴相当」福知山線脱線、検察審が議決(読売・1面)

●09東京モーターショー(上):自動車「再発明」の時代(読売・8面)

●国内空路7割「赤字」日航・全日空34路線廃止対象(朝日・1面)

●電気自動車100万円台、韓国メーカー、日本で4000台販売へ(朝日・12面)

●低価格車「ナノ」発火3件(朝日・12面)

●小型燃料電池来夏発売、独自水素剤で効率化、ユアサなど(毎日・7面)

●バイクもエコ開発加速 モーターショーに3社出展(東京・13面)

●環境車向け部品開発強化、独ボッシュ、500人体制、デンソー要員倍増(日経・11面)

●三菱自動車、営業赤字が縮小、4-9月予想比、新興国向け販売上向く(日経・15面)

ひとくちコメント

世界で一番安い乗用車として話題を集めているインド・タタ自動車製の『ナノ』だが、ハンドル付近から発火する事故が相次いでいるという。地元インド紙『タイムズ・オブ・インディア』などが報じたのを受けて、22日の日経夕刊に続き、きょうも朝日などが共同配信の記事を取り上げている。

それによると、発火事故が起きているのは7月から納車が始まった超低価格車の ナノ で、死傷者は出ていないが、運転席付近から火が噴く事故が20日までにインドで3件発生。ずれも自宅などで駐車中に発火したという。

ナノは4人乗り小型車で、助手席側のバックミラーなどを省いてコストを抑え、最も安い装備で車両価格は約11万ルピー(約22万円)。既に7500台を納車、10万台を受注済みという。タタ自動車は「リコール(無料の回収・修理)する予定はない」としているが、納車済みの車両についても点検する方針だそうだ。

「安かろう、悪かろう」と陰口をたたかれないためにも、タタ自動車は今回の事故を機に、安全面での原因を徹底究明して、燃え尽きる前に今後の新車開発に生かしてほしいものである。

《福田俊之》

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