JOGMEC、カザフスタンでのレアアース回収事業に協力へ

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MOU調印式
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石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、カザフスタン共和国アスタナ市で、経済産業省、住友商事、カザフスタン共和国エネルギー鉱物資源省、同国国営原子力公社カザトムプロムとの間でレアアース回収事業に関するMOUに調印したと発表した。

ジスプロシウムやネオジムなどのレアアースは、ハイブリッド自動車、電気自動車に使用される高性能磁石に必要な素材で、現在そのほぼ全量を中国に調達を依存している。今回の事業によってカザフスタンが新たな供給源とし、調達リスクを分散するのに役立つ。

今回の事業は、2009年8月に住友商事がカザトムプロム社とウラン鉱石残渣からレアアースを回収する事業に基本合意したもの。年内に合弁会社を設立し、カザトムプロム傘下のウルバ冶金工場の既存設備を活用して、ウラン鉱石残渣からのレアアース混合物の回収事業を立ち上げ、レアアースの生産体制を確立する計画。

JOGMECは、この事業が日本へのレアアース資源安定供給に寄与すると判断、住友商事を通して事業に対する技術支援を行うとともに、事業を着実に実施するために必要な金融支援について検討する。

《レスポンス編集部》

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