【COTY09-10 選考コメント】プリウスの進化ぶりに改めて驚き…桂伸一

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大賞:トヨタ プリウス
大賞:トヨタ プリウス 全 3 枚 拡大写真
10点は『プリウス』に入れた。理由は1.8リットルに拡大したエンジンによる余裕から、EV(モーター走行)領域が増えて環境性能がさらに引き上げられたこと。

初代 - 2代目と乗り継ぎ、3代目はもういいかな(買わなくても)?と思っていたが、試乗すると、その進化ぶりに改めて驚かされたので、迷わず(迷ったのはグレードとオプション)ハンコをついた。理由はともあれ、その進化したハイブリッドカーが205万円から手に入ることから、すでに27万台という注文を抱える存在だ。カーオブザイヤーに相応しい1台に間違いない。

次点は『インサイト』で、これはまず流麗なスタイリングに惹かれる。エンジン主体のハイブリッドだが、アイドルストップがいかにも環境にやさしい、ということをユーザーが自覚しやすい点も選ばれる理由だろう。

インポートカーの『ゴルフ』は、みなさん6代目になってから特に優れたようにおっしゃる方が多いが、実は5代目で優れたトータルバランスに仕上がっていた。だから5代目を洗練させたのが6代目の仕上がり具合と言うワケだ。

個人的にはEクラスを輸入車のトップに配点した。メルセデスベンツ最新の安全技術と、スポーティーな操縦性。さらにエコカー減税対象車ということも加点理由になった。

桂伸一|モータージャーナリスト/レーシングドライバー/AJAJ会員
国産車全般から輸入車まで広範囲に試乗してユーザー目線、乗った雰囲気が伝えられるレポートを目指している。乗れて、語れないことには始まらない職種なので、ドライビングスキル向上も含め、幼少の頃からの憧れの職業であったレーシングドライバーを目指し、実現した。ただし、その肩書きは、近年、ドイツ・ニュルブルクリンク24時間レースでのみで、と但し書きの必要だが、海外メーカーに対しては、ニュルでのレース経験というだけで、一目置かれる。それは海外メーカー首脳陣、社長はもとより開発の現場に携わる者すべてが、実に高いドライビングスキルの持ち主だから、ジャーナリストにも本物の腕が問われていることは彼らと話して実感した。

《桂伸一》

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