【東京モーターショー09】コンパニオンが来場者にコンタクト

自動車 ニューモデル モーターショー
ダイハツ
ダイハツ 全 9 枚 拡大写真
海外大手メーカーの出展ゼロ、商用車メーカー総辞退、部品やカーナビなどの出展も激減と、イベントとして成立するかどうかすら微妙なほどの“未曾有の危機”に瀕する今回の東京モーターショー2009。

前回までと比べると会場は火が消えたような寂しさだが、それでも会場をよくよく見ていると、何とか楽しめる工夫をしようという試みが随所に見受けられる。来場者に対する展示車両の説明を、プロの技術者でなく基本的に女性コンパニオンが行うようスタイルを変えたのはスバルとダイハツ。

「お客様と最初にコンタクトするのは基本的に女性という形にしてみました。もっとも、当社のユーザーさんの中にはメカにこだわりを持つ方も多くいらっしゃいますので、必要に応じてエンジニアを呼ぶようにしています」(スバル関係者)

例年は愉快で動きに富んだ創作ダンスを目いっぱい披露してくれる、ノリの良さが売りのダイハツ。今年はダンスを封印され、フラストレーションがたまり気味かと思いきや、会場では別の意味でのノリの良さを見せ付ける。スバルと同様、女性コンパニオンがクルマについて懇切丁寧に説明してくれるのだが、その応対がものすごくフレンドリー。

今日、軽唯一のオープンカー『コペン』では、運転席に座る来場者に対して、コンパニオンが助手席に座って説明してくれる光景も。これはもはや、バーチャルデート気分!! もちろんこれはあくまで説明。可愛い女の子に隣に座られたからといって、勘違いは禁物だ。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダイハツ『ムーヴ』開発責任者が語る、スライドドアを採用した「3つの理由」
  2. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  3. 生まれ変わった三菱『エクリプス クロス』にSNSでの反応は!? ルノーOEMのEVに「日本はどうなる?」
  4. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  5. トヨタと別れ独自開発? BMW『Z4』次期型の最終デザインを占う!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る