三菱樹脂、太陽電池向けハイガスバリアフィルムを世界展開へ

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太陽電池パネルバックシート「バック・バリアー」
太陽電池パネルバックシート「バック・バリアー」 全 1 枚 拡大写真

三菱樹脂は26日より、太陽電池パネルのバックシート向けのハイガスバリアフィルム『BACK-BARRIER(バック・バリアー)』を世界市場に向けて本格販売を開始した。

バック・バリアーは、世界最高水準の水蒸気バリア性を持ち、既にサンプル提供している国内外の太陽電池パネルメーカーから高い評価を得ているため、本格的な展開に踏み切る。

今回発売するバック・バリアーは、アルミ箔とフッ素樹脂を使用せずに、高い耐候性を保ち、高いガスバリア性によりバックシートを構成するPETフィルムの加水分解を防止するフィルム構成となっている。このため、発電効率の低下やバックシートの強度低下を抑え、太陽電池パネルの耐久性向上に寄与する。

また、EVA(封止材)と接着性の良い素材を採用するなど、太陽電池パネルのバックシート用途に求められる性能を持つ高機能多層フィルムだ。

今回発売するバックシートは、シリコン結晶系太陽電池と薄膜系太陽電池向けの2種類を設定する。現在、色素増感型や有機薄膜太陽電池向けに、ガスバリア性能を向上させた製品も開発中で、シリーズ展開してシェア獲得を狙う

同社は、バック・バリアーを含め「X-BARRIER」シリーズ全体で、2年後に50億円の販売を目指す。

《レスポンス編集部》

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