三菱樹脂、太陽電池向けハイガスバリアフィルムを世界展開へ

自動車 ビジネス 企業動向
太陽電池パネルバックシート「バック・バリアー」
太陽電池パネルバックシート「バック・バリアー」 全 1 枚 拡大写真

三菱樹脂は26日より、太陽電池パネルのバックシート向けのハイガスバリアフィルム『BACK-BARRIER(バック・バリアー)』を世界市場に向けて本格販売を開始した。

バック・バリアーは、世界最高水準の水蒸気バリア性を持ち、既にサンプル提供している国内外の太陽電池パネルメーカーから高い評価を得ているため、本格的な展開に踏み切る。

今回発売するバック・バリアーは、アルミ箔とフッ素樹脂を使用せずに、高い耐候性を保ち、高いガスバリア性によりバックシートを構成するPETフィルムの加水分解を防止するフィルム構成となっている。このため、発電効率の低下やバックシートの強度低下を抑え、太陽電池パネルの耐久性向上に寄与する。

また、EVA(封止材)と接着性の良い素材を採用するなど、太陽電池パネルのバックシート用途に求められる性能を持つ高機能多層フィルムだ。

今回発売するバックシートは、シリコン結晶系太陽電池と薄膜系太陽電池向けの2種類を設定する。現在、色素増感型や有機薄膜太陽電池向けに、ガスバリア性能を向上させた製品も開発中で、シリーズ展開してシェア獲得を狙う

同社は、バック・バリアーを含め「X-BARRIER」シリーズ全体で、2年後に50億円の販売を目指す。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 8人乗りのフォルクスワーゲン登場! 選択肢広がるミニバン『マルチバン』
  2. トヨタ『FJクルーザー』復活スクープにSNS沸く…5月のスクープ記事ランキング
  3. 雨音もロードノイズも低減! 車内静音化のスゴ技とは[音の専門店が頼りになる理由]
  4. 背もたれに貼り付いた子どもたちの頭髪に…学術集会で議論された「ジュニアシートの適正使用」【岩貞るみこの人道車医】
  5. 「アルパインスタイル千葉R16」グランドオープン、関東エリア4店舗体制に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  2. 【調査レポート】ベトナムにおけるモビリティ市場調査~13社(四輪・二輪)の最新動向~
  3. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
  4. スバル『BRZ』、エンジン改良で安全性強化…332万2000円から
  5. 世界唯一のマッスルEV『チャージャー・デイトナ』に4ドアセダン登場
ランキングをもっと見る