日本触媒、アクロレインを製造する高性能触媒を開発

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日本触媒は、植物油からバイオディーゼル燃料を製造する際に副生するグリセリン(副生グリセリン)から、アクリル酸製造時の中間体であるアクロレインを製造する高性能触媒を開発したと10月26日に発表した。

この新技術は、NEDOの今年度イノベーション実用化開発費助成の対象として採択され、今後パイロットプラントによって実証する。再生可能資源からカーボンニュートラルなアクリル酸ができ、資源の有効活用が図れる。

同社は副生グリセリンを原料として気相脱水反応によってアクロレインを製造する触媒を開発した。アクロレインからは気相酸化によってアクリル酸を得ることが可能で、石油由来のプロピレンから再生可能資源へと原料を転換することができる。このため、新製法によるアクリル酸は石油由来原料と比べて二酸化炭素の発生を3分の1にまで削減することができるとしている。

実用化のためのパイロットプラントは国内のアクリル酸製造拠点である姫路製造所内に建設する予定で、技術実証後、早急に事業化の検討を進める予定。

《レスポンス編集部》

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