横浜ゴム、真空蒸着用コート材のラインナップを拡充へ

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「Y-coat」でコーティングした金属蒸着の樹脂板
「Y-coat」でコーティングした金属蒸着の樹脂板 全 1 枚 拡大写真

横浜ゴムは27日、真空蒸着用コート材「Y-coat」シリーズのラインナップを拡充すると発表した。従来、携帯電話やデジタルカメラなど情報家電用途を中心に販売してきたが、化粧品容器や照明機器など、さまざまな用途に展開していく。

Y-coatシリーズは、同社の培ってきた独自の合成・変性技術を生かし、2004年に発売した。従来、接着性の確保が難しかった樹脂成型品への対応や、耐久性の高いコートシステムの提案、加飾性に優れたコート材の開発などニーズに合わせた商品開発を進めてきた。

今春発売したUV硬化型のアンダーコートは、シボ面やヘアラインなど薄膜塗装での意匠再現が可能で、これまでの熱硬化型コート材と比較し、大幅な生産性向上も図れることから受注が拡大している。また、昨年秋に発売したインライン対応可能な2液硬化型ミドルコートとあわせて、独自の商品コンセプトが市場に認知されている。
 
今後、従来の湿式メッキにかわるデザイン表現として真空蒸着の採用がさまざまな分野に広がる中、意匠性の向上、耐久性の向上をめざし、「TRUST」をコンセプトとした新商品の市場投入を急ぐ構えだ。

《レスポンス編集部》

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