東芝、柏崎にリチウムイオン電池工場を建設へ

自動車 ビジネス 企業動向
柏崎工場(イメージ)
柏崎工場(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

東芝は、新型二次電池「SCiB」の需要拡大を見込んで、第二の量産拠点となる工場を新潟県柏崎市の柏崎フロンティアパーク内に建設することを決定した。

電気自動車やプラグイン・ハイブリッドカーなど、電動車両向けを中心にSCiBの受注増大が見込まれることから、生産能力を確保する。

工場を新設する新潟県柏崎市は、経済産業省が推進する「EV・pHVタウン」に選定されるなど、低炭素社会実現・関連産業の創出を目指して電気自動車の普及にかかわる取り組みが展開されるほか、県や市の助成制度など総合的な観点から、柏崎市を選定した。

新工場の敷地面積は約3万3000平方mで、SCiBセル・モジュールを生産する。工場建設と製造設備に係わる投資額は約250億円で、2010年4月に着工し、同年10月に竣工する予定。生産開始当初の能力は月産50万セルで、車載用途向けの市場が本格化する2011年度に向けて、生産能力を拡大していく。

同社は、SCiB事業を成長性の高い新規事業と位置づけて、長野県佐久市に量産拠点を設け、産業用途向けSCiBを生産している。今回、第2の量産拠点となる新工場を建設することで、電動車両用途向けや将来的なスマートグリッドなどで利用される電力貯蔵向けなど、新市場での需要急増にタイムリーに対応できる体制を整え、2015年度に売上高2000億円を目指す。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ゴミ回収箱に人が入ることは予見不能
  2. 「さすが俺達の日産技術陣!」日産の新型EVセダン『N7』にSNS反応、「カッコ良すぎないか」などデザイン評価
  3. ヤマハの125ccスクーター『NMAX 125 Tech MAX』が世界的デザイン賞、ヤマハとしては14年連続受賞
  4. 「洗車の日」企画:ユーザーが知りたいケミカル用品と洗車機の進化
  5. ホンダ『モンキー』イベントに過去最高の550台超が集結!「自腹」でも続ける「二輪文化継承」への思い
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. AI導入の現状と未来、開発にどう活かすか? エンジニアの声は?…TE Connectivityの独自リポートから見えてきたもの
  2. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
  3. 住友ゴム、タイヤ製造に水素活用…年間1000トンのCO2削減へ
  4. EVシフトの大減速、COP消滅の危機…2024年を振り返りこの先を考える 【池田直渡の着眼大局】
  5. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
ランキングをもっと見る