26日未明、神奈川県山北町内の東名高速道路上り線で、単独事故を起こして第3車線に停車中の乗用車に対し、後続車が追突する事故が起きた。この事故により、車外で被害状況の確認を行っていた2人が死傷している。
神奈川県警・高速隊によると、事故が起きたのは26日の午前2時30分ごろ。これより約5分前の同日午前2時25分ごろ、山北町山北(N35.21.41.8/E139.5.22.7)付近の東名高速道路上り線で、第3車線(追越車線)を走行中の乗用車が路外に逸脱。中央分離帯のガードレールに衝突した。
運転していた静岡県静岡市内に在住する21歳の男性と、同乗していた20歳の女性が車外に出て被害状況を確認していたところ、第3車線を進行してきた静岡市内に在住する49歳男性の運転するクルマが追突。立ち往生していたクルマが弾き飛ばされ、これに当たった女性が頭部強打で死亡。男性も重傷を負っている。追突側のクルマを運転していた男性も軽傷を負った。
現場は片側3車線の緩やかなカーブ。警察では衝突防止措置が間に合わなかったものとみている。