米国スズキは、3日にラスベガスで開幕するSEMAショーに、北米専用中型ピックアップトラック、『イクエーター』のチューニングカー「ICONビークルダイナミクス」を出品する。
SEMAとはスペシャル・エクイップメント・マニュファクチャラー・アソシエーションの略。米国のアフターパーツメーカーの統括組織だ。毎年開催されるSEMAショーは、日本のオートサロン、ドイツのエッセンショーと並んで、世界3大チューニングカーショーに位置づけられる。
スズキは2008年2月のシカゴモーターショーで、イクエーターを発表。日産『フロンティア』のOEMバージョンだが、専用のフロントマスクやリアゲートが、スズキの独自デザインとなる。
このイクエーターをベースに、南カリフォルニアに本拠を置くパーツメーカー、ICONビークルダイナミクス社が腕を奮った。テーマは「本格オフローダー」である。
専用ダンパー&スプリングは、オフロード用セッティング。タイヤはグッドイヤー製「ラングラーMT/R」で、延長された荷台にはスペアタイヤが固定された。アンダーガード、オーバーフェンダー、ドライビングライトも追加されている。
エンジンは日産製の4.0リットルV6ガソリンで、エグゾーストシステムをDOUG THORLEY製に変更。最大出力261ps、最大トルク38.8kgmのスペックは、若干の向上を果たしているもようだ。
米国スズキは2008年のSEMAショーで、イクエーターの米軍トラック仕様を提案。今回のモデルも、それに負けないインパクトを持っている。