【東京モーターショー09】3ナンバーミニバンから乗り換え狙う…ダイハツ タントエグゼ

自動車 ニューモデル モーターショー
ダイハツ・タントエグゼ
ダイハツ・タントエグゼ 全 12 枚 拡大写真

東京モーターショー、ダイハツブースの4車種の参考出品車のなかで、近日の市販化が決まっているのが、軽ミニバンの『Tanto EXE』(タントエグゼ)。

ベースモデルは同社の人気モデルである軽トールミニバン『タント』だが、内外装とも大幅に変更され、元のデザインの面影は全くない。エクステリアは2リットルクラスのトールミニバンをそのまま縮小したようなイメージで、ボディ側面に柔らかな曲面をイメージさせるオーガニックなプレスラインを持つなど、上級志向が強い。

ボディ自体も大変更を受けている。タントの特徴であった助手席のBピラーレス構造やスライドドアが廃され、サイドドアは4枚ともヒンジを持つスイングドア。パワートレインはタントと同じだが、セッティングの変更により、タントを上回る燃費性能を持たせる予定だ。

インテリアは上質なくつろぎ空間がメインコンセプト。ベースモデルは広さやシートアレンジを徹底追求しているが、その代償としてシートの座り心地が犠牲になり、シートベルトアンカーの位置も良くなかった。

タント エグゼはシートクッションやシートバックのストロークを十分に取り、前席、後席ともに座り心地を大幅アップしているという。

3ナンバーサイズのミニバンからの乗り換えも狙うというタントエグゼ。スペース型の軽ミニバンの購入を考えているユーザーにとって、タント エグゼは見逃せない1台であろう。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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