【SEMA 09】スバル インプレッサWRX STI が雪上車に変身

自動車 ニューモデル モーターショー
スバル インプレッサWRXSTI TRAX
スバル インプレッサWRXSTI TRAX 全 2 枚 拡大写真
スバルオブアメリカは、3日(日本時間4日深夜1時)にラスベガスで開幕するSEMAショーにおいて、『インプレッサWRX STI』の雪上車仕様「TRAX」を初公開する。

SEMAとはスペシャル・エクイップメント・マニュファクチャラー・アソシエーションの略で、米国のアフターパーツメーカーの統括組織。毎年11月に開催されるSEMAショーは、日本のオートサロン、ドイツのエッセンショーと並んで、世界3大チューニングカーショーに位置づけられる。

インプレッサWRX STIのTRAXは、SRT(スバル・ラリー・チーム)アメリカのパートナー企業、バーモントスポーツカー社が開発。SRTのドライバーでDCシューズ創設者でもあるケン・ブロック選手のために作られたワンオフモデルだ。

最大の特徴は、写真の通り、タイヤの代わりに履かせたキャタピラ。4WD車をクローラ仕様に仕立てることで定評のあるマトラックス社製のラバートラックシステムを採用する。

エンジンは2.5リットル水平対向4ターボ。コンピューターをMOTEC製に変更するなどのチューニングを受け、最大出力400ps、最大トルク55.3kgmを発生する。駆動方式はスバル自慢のDCCD(ドライバー・コントロールド・センター・デフ)付きフルタイム4WDで、トランスミッションはクロースレシオの5速MTだ。ダンパーは、EXE-TC製グループNラリー用に交換された。

ラリーマシンと同様、レカロ製カーボンバケットシート、ロールケージ、消火装置などを搭載。ラリーマシンと異なるのはリアシートが用意される点で、シートはすべてレカロのヒーター機能付きレザー。オーディオはアルパイン製のハイエンドタイプを導入。快適な雪上走行を追求している。スノーボードなどを積載するキャリアはヤキマ製だ。

スバルの2009年1 - 9月米国販売台数は、前年同期比10.2%増の15万8421台と、日本メーカーで唯一の前年実績超え。何でもアリのSEMAショーとはいえ、こんなユニークなインプレッサを製作できるのも、スバルの余裕の表れか!?

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ヤリスクロス』と『カローラクロス』の約10万台にリコール…パノラミックビューで映像が確認できない
  2. トヨタ『カローラクロス』改良新型、米国はガソリン車も設定…ハイブリッドと顔が違う
  3. BMW 3 / 4 シリーズの「M」、392馬力にパワーアップ…マイルドハイブリッドも搭載
  4. 【ヤマハ YZF-R25 新型】人気の理由は「映えるデザイン」にあり! 進化する「Rの血統」とは
  5. 【スバル フォレスター 新型試乗】日本車の目覚しい進歩に舌を巻く…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る