「東京国際航空宇宙産業展2009」が4日、東京・有明の東京ビッグサイトで開幕した。同展は航空宇宙産業の振興、製造業のさらなる発展、中小企業の航空関連市場への参入支援を趣旨として企画されたもの。日本の誇る高度な加工技術、独創的な開発力などを日本の最大の産業集積地である東京から発信することで、航空宇宙産業の振興と発展を狙った展示会だ。
第1回目の今回は286社・団体が出展した。ただ、不景気を反映しているためか、どのブースもこぢんまりしていて、質素だった。現物の飛行機やヘリコプターの展示は見あたらなかった。富士重工業も出展していたが、展示品は模型ばかりで、お付き合いで出展している感がぬぐえなかった。
一方、イベントは充実していて、ボーイング、エアバスの機体メーカーを交えてのシンポジウムのほか、数多くの講演、セミナーが行われる。また屋外では、東京消防庁と警視庁の協力によるヘリコプターのデモフライトが実施された。
同展は6日まで開催され、主催は東京都と東京ビッグサイト。