太平洋を2時間で横断!?…国際航空宇宙産業展

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JAXAブースに出展された「極超音速旅客機」の模型
JAXAブースに出展された「極超音速旅客機」の模型 全 1 枚 拡大写真

東京ビッグサイトで4日開幕した「東京国際航空宇宙産業展2009」で、夢のような旅客機の模型が展示されている。宇宙航空研究開発機構(JAXA)のブースにある極超音速機がそれだ。なんでも、現在10時間ほどかかる太平洋横断が2時間に短縮できるという。

極超音速エンジンの研究では、2004年から推力1kN級の極超音速ターボジェットエンジンの開発に着手しており、08年に世界で初めて地上静止状態での総合システム実証に成功した。このエンジンは、液体水素燃料を冷媒とする熱交換器(空気予冷却器)を備え、極超音速飛行中にエンジンに流入する高温空気を冷却することで、最大マッハ5まで作動が可能とのこと。

今後、マッハ2、マッハ5と段階的に飛行実証する計画で、「2025年には旅客機として大空を飛行させたい」と関係者は話す。しかし、現段階ではクリアすべき技術的な課題も多いとのことだが、是非とも日本発の極超音速機を成功してもらいたいものだ。

《山田清志》

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