VW ビートル 初代、4万5000台が現役…ドイツ国内

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初代ビートル(タイプ I )
初代ビートル(タイプ I ) 全 5 枚 拡大写真

フォルクスワーゲンは10月30日、ドイツ国内において1979年以前に生産されたクラシックカーの車種別現存台数調査で、初代『ビートル』(正式名称:『タイプI』)が最多台数を記録したと発表した。4万4540台が、いまなお元気に走行しているという。

画像5枚:初代ビートル(タイプ I )

この調査はVDA(ドイツ自動車工業会)が実施。1979年以前にドイツ国内で生産された車種のうち、現在でもドイツで登録されている車両を調査した。

その結果、初代ビートルが4万4540台と最多台数を記録。同車は1938 - 80年にかけて、ドイツ国内3か所の工場で約1580万台が生産された。全世界では2152万9464台がラインオフ。2003年のメキシコ工場をもって、その生産を終えている。

VDAの調査によると、初代ビートルの4万4540台に続く2位は、メルセデスベンツの「W115型」で1万0140台、3位はオペル『カデット』で9334台、4位は旧東独の『トラバント』で7246台だった。

ドイツでは2009年1月から9月2日まで、9年以上保有している古い車を一定の基準を満たした低公害車に代替する際、最大2500ユーロ(約33万円)を補助するスクラップインセンティブを実施。この好条件にもかかわらず、初代ビートルのオーナーの多くが、愛車を手放さずに乗り続けているということだろう。

《森脇稔》

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