【SEMA 09】トヨタ プリウス カスタム、そっくりな2台

自動車 ニューモデル モーターショー
プリウス エリアス(手前) と レプリカのエミュラス(右奥)
プリウス エリアス(手前) と レプリカのエミュラス(右奥) 全 12 枚 拡大写真
11月3日、ラスベガスで開催されたSEMAショーのトヨタブースに2台並んだ新型『プリウス』。どちらも「ファイブ・アクシス」が手掛けたカスタマイズドモデルだが……。遠目ではほぼ同じに見えるが、間近で見ると2台は大きく異なっている。

1台は「エリアス」と命名されたワンオフパーツを多用して作り上げられた完全なショーカーだ。そしてもう一台は「エミュラス」。こちらは「エリアス」のエクステリアを模したレプリカモデルで、EMA(環境メディア協会)に寄付され、チャリティーオークションに掛けられることになっている。

「エリアス」の外装はファイブ・アクシスから発売されている4ピースエアロキット(フロントアンダーバンパー、左右のサイドスポイラー、リアアンダースポイラー)に加え、ワンオフで作られたAピラーの空気の流れを整える清流版、そしてローダウンされた足元にはファイブ・アクシスの19インチホイールに特製クリアカバーが装着されている。リーフパターンが彫りこまれた超扁平のヨコハマ・スーパーEスペックを履き、ショーカーの中でもかなりスポーティな印象だ。

しかし今日的な要素として、ボディ塗装は環境に配慮した水性塗料で3層に塗り重ねられた「ルミナ」と呼ばれる空をイメージしたブルーグリーン。ショーカーとしてモディファイされたインテリアも材質は100%リサイクル素材を用いている。他、カーゴスペースのスピーカーカバーもリーフをモチーフした形状になっているなど、細部にまで細かい芸が見られる。

ファイブ・アクシスの社長トロイ・スミトモ氏によれば「エアロキットはスィフトエンジニアリングのCFD(流体力学計算システム)を用いてエアロダイナミックを解析し、開発されたパーツを装着することで、Cd値を増やすことなくダウンフォースを得ることができました。環境にやさしいというプリウスのイメージを壊すことなくクールにカスタマイズ出来たと思います」とのこと。

内外装共に思い切った改造が施された「エリアス」のレプリカモデルとしてオークションにかけられる「エミュラス」は、「エリアス」と同じ4ピースエアロキットが装着され「ルミナ」カラーに塗装されているが、ボディと同色のアクセントが入ったノーマルホイール&タイヤを履き、インテリアも基本的にはノーマルのまま。落札しても乗り心地や日常の使い勝手に関しては一切心配なさそうだ。

《ケニー中嶋》

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