茨城県内2例目の裁判員裁判、扱うのは危険運転致死事件

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水戸地裁は4日、昨年10月に茨城県常陸大宮市内で死亡事故を起こし、危険運転致死罪に問われている男の裁判を、茨城県内で行われる2例目の裁判員裁判として行うことを明らかにした。被告は起訴内容については争う姿勢を見せておらず、量刑のみが問われる。

問題の事故は昨年10月26日未明に発生している。常陸大宮市山方(N36.37/E140.23)付近の国道118号を走行していた乗用車が対向車線側に逸脱。対向車線を順走してきた軽乗用車と正面衝突。衝突によって弾き飛ばされた軽乗用車は路外に逸脱し、約5m下まで転落。運転していた35歳の女性が死亡している。

逸脱側のクルマは制限速度(50km/h)を大幅に超える約130km/hで走行しており、カーブにはほとんど減速しないまま進入していた。運転していた37歳(当時、現在は38歳)の男も骨折などの重傷を負ったが、回復後の今年7月に危険運転致死容疑で逮捕。検察が同罪で起訴していた。

これまでに公判前整理手続きが行われてきたが、公判は裁判員裁判として行われることになった。本事件の裁判員候補者は90人で、2010年2月17日に裁判員を選任。18日と19日に公判が開かれることが決まっている。

被告側は起訴事実を認めており、争点は量刑のみになるようだ。危険運転罪を扱う裁判員裁判は徳島県内での実施がこれ以前に決定している。

《石田真一》

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