日産、米国新車販売は5.6%増…10月実績

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北米日産は3日、10月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は6万0115台で、前年同月比は5.6%増。2008年8月以来、1年2か月ぶりに前年実績を上回った。

日産ブランドの乗用車系では、マイナーチェンジ直前の『アルティマ』が前年同月比16.8%減の1万4773台と減少。しかし、『セントラ』は39.3%増の6128台と久しぶりの前年実績超え。『マキシマ』は5.8%増の4593台と2か月連続で増加した。『ヴァーサ』(日本名:『ティーダ』/『ティーダラティオ』)は1.5%減の6786台と、回復まであと一歩だ。

5月に米国市場へ初投入された『キューブ』は2097台を販売。9月の2230台と比べてやや減少した。

スポーツカーでは、1月に新型に移行した『370Z』(日本名:『フェアレディZ』)が、「ロードスター」追加の効果により、前年同月比59.1%増の824台と2か月連続のプラス。『GT-R』は63.6%減の117台と、3か月連続のマイナスとなった。

ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、『ムラーノ』以外の全車の販売が回復。小型SUVの『ローグ』は5958台を販売し、前年同月比は6.7%増と4か月連続で増加した。このほか、小型ピックアップトラックの『フロンティア』は48%増の2295台、中型SUVの『エクステラ』は33.5%増の1516台、大型SUVの『パスファインダー』は39.9%増の1598台、ミニバンの『クエスト』は0.3%増の355台と、いずれも2か月連続のプラス。さらに、大型ピックアップトラックの『タイタン』は67.6%増の1688台、大型SUVの『アルマーダ』も97.2%増の1055台と、久しぶりに前年実績をクリアした。

インフィニティブランドでは、主力の『Gセダン』(日本名:日産『スカイライン』)が、前年同月比7.5%減の2448台と2か月ぶりのマイナス。しかし、7月に「コンバーチブル」を追加した『Gクーペ』(日本名:日産『スカイラインクーペ』)は、45.6%増の1441台と2か月連続のプラスだ。大型SUVの『QX56』も、42.6%増の613台と2か月連続でプラスを維持した。

10月の販売回復の要因が、日産ブランドの好調。乗用車系の前年同月比3.2%増、3万5318台に対して、ライトトラック系は17.5%増の1万8346台と大きく伸びた。主力車種のアルティマのマイナーチェンジ車が加わる11月以降、販売の伸びを維持できるか注目される。

《森脇稔》

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