コマツなど、インドネシアでバイオディーゼル燃料プロジェクトを共同推進へ

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プロジェクトの流れ(イメージ)
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コマツ、アダロ、ユナイテッド・トラクターズ(UT)は5日、インドネシアでのバイオディーゼル燃料プロジェクトを共同で推進することで基本合意したと発表した。

2009年度中に、インドネシア・カリマンタン島のアダロ鉱山で、バイオディーゼル燃料(BDF)を、有望な原料植物の一つと考えられているジャトロファや、その他の植物を原料として製造し、アダロ鉱山で稼働するコマツ製ダンプトラック『HD785』を活用するプロジェクトを実施する。

プロジェクトでは、アダロの子会社であるPTアダロ・インドネシアが国から採掘権を与えられた土地で、持続可能で、環境に優しい鉱山オペレーションを達成することを目指す。

コマツは、アダロ鉱山にBDF製造プラントを建設し、製造したBDFの品質を確保するための分析ラボを建設する。

これにより、コマツはアダロ鉱山でBDFを使用したダンプトラックに対しメーカーとしての品質保証を行う。アダロは、BDFの原料となるジャトロファや、その他の植物を鉱山修復地に植林し、収穫された種子などを原料にBDFを製造し、鉱山で稼働するダンプトラックに使用する。

UTは、コマツのインドネシアでの販売・サービス代理店として、ダンプトラックのプロダクトサポートを提供する。

プロジェクトは2012年以降に100台規模でダンプトラック稼働を目指す。100台規模のダンプトラックを稼働させる場合、想定している軽油へのBDF混合率が20%前提で、年間約8000t程度のBDFを使用、CO2換算で約2万tの削減が見込まれる。このプロジェクトから排出権が取得される場合、基本合意に従いコマツが取得する予定。

《レスポンス編集部》

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