欧州ホンダは5日、『シビック』の「3ドアタイプR」(日本名:「タイプRユーロ」)が、英国から日本へ向けて出荷されたと発表した。
3ドアタイプRは、英国スウィンドン工場で生産。日本にはタイプRユーロとして、2010台限定で導入される。その日本への輸送船が、10月末、ロンドン南西部のサウサンプトン港を出航した。この港はかつて造船で栄え、あの「タイタニック号」を建造した場所としても知られる。
タイプRユーロは2.0リットル直4「i-VTEC」を搭載。最大出力は201ps/7800rpm、最大トルクは19.7kgm/5600rpmを発生する。トランスミッションは6速MT。日本での価格は298万円だ。
英国製シビックの日本導入は、2001年登場の先代タイプR以来、2度目。スウィンドン工場で生産される現行シビック3ドアと5ドアは、2009年初めからオーストラリアと南アフリカ共和国にも輸出されている。
スウィンドン工場では、シビックの他に『CR-V』を生産中。間もなく、『ジャズ』(日本名:『フィット』)の現地生産もスタートする。同工場は、ホンダの欧州における中核生産拠点に位置づけられる。