住友化学など、ラービグ計画が本格始動…石油化学事業を強化

自動車 ビジネス 海外マーケット

住友化学とサウジ・アラムコ社が合弁で設立したペトロ・ラービグ社は8日、サウジアラビアのラービグで石油精製・石油化学統合コンプレックス事業の竣工式を行った。

同事業は、サウジアラビア紅海沿岸のラービグで、サウジ・アラムコ社が所有する既存製油所に、ハイオレフィン流動接触分解装置(HOFCC)を新たに建設することで石油精製の高度化を図るとともに、エタンガスを分解するエタンクラッカーや各種誘導品の製造設備で構成する石油化学プラントを新設するというもの。世界最大級の石油精製・石油化学統合コンプレックス事業で」「ラービグ計画」として推進している。

竣工式には、サウジアラビアと日本の政府関係者らも出席した。2009年4月には、同コンプレックスの基幹設備の一つであるエタンクラッカーが本格稼動するなど、各種の設備がすでに稼動を開始しており、計画は今後本格化する。

住友化学は、ラービグ計画によってサウジアラビア、北米、シンガポール、日本の4か所の石油化学拠点で生産・販売戦略を推進することになり、石油化学事業の一段のグローバル化と収益力の強化を図る。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ルークス』に「AUTECH LINE」、新型唯一のブラック内装…225万8300円から
  2. ポルシェ、電動化戦略を大幅見直し…内燃エンジンモデル拡充へ
  3. トヨタ『ランドクルーザー250』、米2026年型は今秋発売…日本にない326馬力「i-FORCE MAXハイブリッド」搭載
  4. フェラーリ『849テスタロッサ』、日本初披露…価格は6465万円から
  5. 日産の新デザイン、『セントラ』新型を米国発表…「Vモーショングリル」に新解釈
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る