ハマー H3、バイオ燃料に対応

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H3T
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ハマーは米国において、『H3』シリーズの2010年モデルを発表した。5.3リットルV8エンジンが、バイオ燃料に対応したのがニュースだ。

ハマーH3は、シボレー『コロラド』をベースに開発されたハマーブランドのエントリーSUV。エンジンは当初、3.5リットル直列5気筒だったが、2007年モデルでは排気量を3.7リットルへ拡大。さらに5.3リットルV8を積む『H3アルファ』を新設定した。

ハマーは2007年、「2010年までに全車をバイオ燃料対応にする」と宣言。すでに2009年モデルの『H2』シリーズで、バイオ燃料への対応を実施した。今回、H3アルファと、そのピックアップトラック仕様の『H3T』が、E85燃料への対応を完了した。

E85燃料とは、バイオエタノールを85%、ガソリンを15%の割合で混合した燃料。バイオエタノールは植物由来の原料から生成でき、ガソリンと異なり成長段階でCO2を吸収するため、環境に優しい燃料と言われる。

バイオ燃料に対応した5.3リットルV8は、最大出力300ps、最大トルク44.2kgmを発生。トランスミッションは4速ATだ。2010年モデルには、「ヒルスタートアシスト」「スタビリトラック」「オンスター」などが標準装備される。

2010年モデルのH3の価格は、3万3390ドル(約300万円)から。GMは10月9日、ハマーブランドに関して、中国・四川省の重工業メーカー、四川騰中重工機械と正式売却契約を締結。ブランド売却後も、米ルイジアナ州のGMシュレブポート工場では、H3とH3Tの組み立てを2011年6月まで継続することになっている。

《森脇稔》

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