住友ゴム工業は、11月4日、5日に白河研修所でタイヤの製造技能を競う「第1回技能オリンピック」を開催し、白河工場代表選手が金メダルを獲得した。2位は名古屋工場、3位がインドネシア工場となった。
技能オリンピックは、ものづくり伝承のため、創業100周年を記念事業として建設された「白河研修所」が今年4月に竣工したのを機に、技術の伝承のきっかけとなることを目的に実施した。競技は、タイヤ製造に関わる工程を製造6、保全2の合計8つの部門に分け、各部門を対象に競技大会を年2回開催して、その技能を競い合う。
第1回大会は小型成形部門が対象で、国内外5工場から参加、選手には年齢制限を設けて若手社員の総合的な技能を審査した。審査は3回に分けて行い、標準書類の完成度、作業手順・方法・内容、製品の出来映えなどについて評価した。
次回の「第2回技能オリンピック」は、保全部門を対象に来春に開催する予定。