ナノメートル…ニッケル微粒子の生産体制を確立

自動車 ビジネス 企業動向

新日鐵化学、岩谷産業、大阪大学大学院工学研究科(新日鐵化学・マイクロ波化学共同研究講座)は共同で、同大学の技術シーズである「マイクロ波を用いたニッケル微粒子製造プロセス」を駆使したナノメートルサイズのニッケル微粒子の中量生産体制の確立に成功した。今後、製造を新日鐵化学、販売を岩谷産業が担当し、見込みユーザーへのサンプル出荷を開始する。

マイクロ波による加熱は、通常の外部からの加熱とは異なり、被加熱物の分子を内部から均一・急速加熱するのが特徴。今回の取組みは、大阪大学が開発した「マイクロ波の新たな制御技術によるナノレベルでのニッケル微粒子の製造を行うプロセス」が技術的なシーズとなっており、同技術を用いることで、粒子サイズが100ナノメートル以下でシャープな粒度分布を持つニッケル微粒子を製造することが可能となった。

用途としては電子部品の電極などを想定している。供給するサンプルは、20ナノメートルと60ナノメートルの2種類。今後、サンプルの評価結果を踏まえて、生産能力増強と本格的な事業化を準備する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  3. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
  4. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  5. 「逆輸入車」がアツい!? 報道で米国トヨタ車に脚光、3列SUV『グランドハイランダー』に国内からも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る