英国スーパーカー、7リットルエンジンで2010年発進
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Arashカーズは2006年、英国ケンブリッジ近郊に設立。オリジナルスーパーカーの開発を進めてきた。昨年10月、同社の第1号車、AF-10の概要を発表。そしてこのほど、AF-10の詳細と追加写真を公開した。
エクステリアは、フェラーリが2002年に発表した『エンツォフェラーリ』を連想させるもの。ボディはフルカーボンファイバー製だ。チューブラーフレームシャシーのキャビン部分は、重量わずか98kgのカーボンセル構造となっており、車両重量は1266kgに抑えられる。
ブレーキはAPレーシング製カーボンセラミック。強化サスペンションには、ミシュラン製「パイロットスポーツ」タイヤを組み合わせる。サイズはフロントが265/35ZR19、リアが335/30ZR20だ。
ミッドに積まれるエンジンは、GMのシボレー『コルベット』用7.0リットルV8。チタン製コネクティングロッド＆インテークバルブや、ドライサンプオイル潤滑システムなどの専用チューンを受け、最大出力550ps/6200rpm、最大トルク65.6kgm/4800rpmを引き出す。
トランスミッションは6速MTと6速シーケンシャルを用意。0-96km/ｈ加速は3.4秒、最高速は354km/hに到達する。さらに驚くのは、このV8の排気量を7.2リットルに拡大し、2基のスーパーチャージャーを追加した『AF10-S』も開発中という点だ。最大出力1200ps、最大トルク138kgm、最高速400km/hオーバーという世界最高峰の性能が追求されるという。
AF-10は2010年に発売予定。価格は32万ポンド（約4800万円）程度になる予定だ。ハンドメイド生産のため、年間生産台数は約25台に限られ、極めて希少性の高いスーパーカーになる。
《森脇稔》
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