【新聞ウォッチ】トヨタ、米国で400万台超の大量リコール

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2009年11月26日付

●米トヨタ426万台改修、レクサスなどペタル交換 数百億円規模(読売・1面)

●東名・名神は対象外、高速無料化、国交相が意向(読売・2面)

●円高加速、87円台、対ユーロでも上昇(朝日・13面)

●「タンドラ」でも12万台リコール、米とカナダで(朝日・15面)

●話題の商品、エコカー躍進、09年(朝日・15面)

●電気自動車充電マンションOK 宅配ボックスを応用(朝日・15面)

●GM揺らぐ再建の道、サーブ売却失敗、計画白紙3件目(朝日・15面)

●トラック業界補助、政府が“温存”方針、事業仕分け(産経・5面)

●中国・広州モーターショー盛況、巨大市場「東京超え」(産経・11面)

●郵便事業会社、日通と宅配便統合、撤回、きょう確認、ペリカン便を吸収(東京・1面)

●冬賞与、管理職は平均2割減、トヨタが方針、8700人対象(東京・8面)

●JTB、国内200店閉鎖、11年度メド、全店の2割ネット強化、商品倍増(日経・1面)

●世界最大市場、中国自動車の実像(上)(日経・9面)

●住化、排ガス浄化装置参入(日経・11面)

●ホンダ、新興国で6割、今期営業益、回復の牽引役に(日経・17面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車は、米国内で販売した「レクサス」などのフロアマットがずれてアクセルペダルを戻せなくなる恐れがあるとして、リコール(回収・無償修理)を届け出ることを正式に発表した。

対象は8車種で、約426万台にのぼるという。きょうの読売、朝日、毎日が1面と経済面などに書き分けて掲載したほか、各紙が大きく報じている。

今回のリコールでは、フロアマットがずれても、アクセルペダルが引っかかりにくいように改善するのがポイント。だが、ブランドイメージの決定的な悪化を避けるための「信頼回復」(毎日)が狙いでもある。死亡事故が発生したのは8月下旬のこと。この間、当局との見解の相違もみられたが、結局、3か月を過ぎてリコールを実施することになったわけである。

日経は「世界首位になったトヨタに対しては、様々な方面から厳しい目が向けられるのは確実」として「今回のトラブルを今後の経営に生かせるか、グローバル時代に対応したリスク管理能力がこれまで以上に問われる」と指摘。読売も「業績改善の流れに水を差すことになりかねない」とみている。

《福田俊之》

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