キアの最上級サルーン、カデンツァの発売は2010年

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カデンツァ
カデンツァ 全 8 枚 拡大写真

キアは23日、新型車『カデンツァ』(CADENZA)の詳細を明らかにした。カデンツァは同社のフラッグシップサルーンで、2010年から韓国だけでなく、北米、欧州、中東、中国など、世界主要市場へ投入される。

新型カデンツァは、2003年に発表された『オピラス』(北米名:『アマンティ』)の後継車。キアは今年4月のソウルモーターショーに、『KND-5コンセプト』を出品したが、このコードネーム『VG』と呼ばれていたモデルの市販版が、カデンツァだ。カデンツァとは、イタリアの音楽用語に由来するネーミングである。

新型は「世界に通じる大型ラグジュアリーサルーン」をテーマに開発。同じグループのヒュンダイ『アゼラ』のシャシーをベースに、スポーティで堂々としたサルーンボディを作り上げた。フロントには大型メッキグリルを装着。ヘッドランプやテールランプには最新のLED技術が注入されている。

ボディサイズは全長4965×全幅1850×全高1475mm、ホイールベース2845mm。旧オピラスよりも全長はコンパクトになったが、ホイールベースは45mm伸ばされ、後席の居住性を高めた。空気抵抗係数を示すCd値は0.29と優秀だ。

エンジンは、3.5リットルV6の「ラムダII」で、最大出力290ps/6600rpm、最大トルク34.5kgm/5000rpmを発生。韓国向けには2.4リットル直4の「ゼータ」(175ps)も用意される。トランスミッションはマニュアルモード付きの6速AT。駆動方式はFFとなる。

新開発の軽量小型サスペンション採用をはじめ、軽量化を促進。車重はオピラス比で130kg軽い1575kgにまとめられ、0 ‐ 100km/h加速7.2秒、最高速230km/hの性能をマークする。燃費は10.68km/リットル、CO2排出量は223g/kmだ。

室内はクオリティの追求に重点が置かれた。ウェルカム照明、ヒーター機能付きステアリングホイール、空調機能付きシート、自動曇り止めなど、装備の充実も図られた。

カデンツァは韓国では2010年1月、『K7』のネーミングで発売。その後、北米、欧州、中東、中国など世界主要市場でもリリースされる。12月12日にサウジアラビアで開幕するリヤドモーターショーが、ワールドプレミアの場となる。

《森脇稔》

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