ホンダは、スーパースポーツモデルのフラッグシップである『CBR1000RR』の2010年モデルを12月10日から発売する。
2010年モデルでは、CBR1000RR(ABS搭載モデルを含む)のエンジンは、フライホイールの大径化を図ることで慣性マスを従来モデルから約7%アップするとともに、クランクシャフトの剛性を高める目的で軸端部を大径化する。これにより、サーキットでのスポーツ走行やワインディングでの走行時、多用される回転域でスロットルコントロール性能の向上を図った。小型ファンモーターの採用やシリンダーヘッド部分のシーリングボルトをアルミ製とするなど細部の軽量化を図ることで、車両重量は従来と同等としている。
外観面では、LEDランプを搭載しているテールランプ部分に、今回新たにクリアレンズを採用し、よりシャープな印象を与えるデザインとした。マフラー右側面に新たにアルミ製のカバーを装備し質感の向上も図った。
車体色は、合計3色のカラーリングを採用する。パールサンビームホワイトを基調にレッドとブルーのカラーリングを施したトリコロールは、レーシングイメージを高める「HRC」のロゴを随所に配するとともに、ゴールドカラーの前・後ホイールを採用する。
また、グラファイトブラックとパールサンビームホワイトを組み合わせたカラーリングには、ブラックのホイールを装着し引き締まった印象を与える。
車体全体にグラファイトブラックのカラーリングを施したモデルは、シルバーカラーに統一したメインフレームとスイングアーム部が車体とのコントラストを際立たせ、ゴールドのホイールとともにシックなカラーリングにまとめている。
価格は139万6500 - 159万6000円。