ベントレー、世界一豪華なロンドンバスを完成

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ベントレーがフルレストアしたロンドンバス
ベントレーがフルレストアしたロンドンバス 全 7 枚 拡大写真

ベントレーは26日、慈善活動を行う英国のSt Luke'sホスピスに、『ロンドンバス』(正式名:『AECルートマスター』)を寄贈した。このロンドンバス、ベントレーのクラフトマンシップを注入してフルレストアされた世界一豪華な1台だ。

ベントレーは3年前から、英国チェシャー州ウィンズフォードにあるSt Luke'sホスピスを支援してきた。今年4月、ベントレーのクリュー本社工場が減産体制を取った際には、熟練職人がSt Luke'sホスピスのチャリティショップ改装や造園作業を手伝ったりしている。

今回、St Luke'sホスピスは慈善活動に使うロンドンバスのレストアをベントレーに依頼。ベントレーの59名の職人が、約2000時間をかけて、世界一豪華なロンドンバスを完成させた。

ロンドンバスは1959 - 1968年にかけて、AEC(アソシエーテッド・エクイップメント・カンパニー)が2876台を生産。ロンドン名物として、2005年末まで活躍した。日本にも数台が輸入され、観光イベントなどに使われている。

St Luke'sホスピスに寄贈された1台は、外観こそ通常のロンドンバスと変わらない。注目は内部。生産終了から40年以上を経たロンドンバスを、ベントレーのクラフトマンシップが、見事に再生させた。

シートは取り払われ、キッチンカウンターや棚をセット。レザーはベントレーの市販車と同じ素材を使い、「St Luke's」と「BENTLEY」の刺繍が添えられた。階段などのアルミ材は美しく磨きあげられ、募金箱ひとつを取っても、丹念に製作されている。

St Luke'sホスピスは、このロンドンバスで英国内の学校などを回り、慈善活動を行う予定。ベントレーのプロダクションマネージャー、Gary Lazenby氏は「我々のスタッフは素晴らしい仕事をした。素材を無償提供してくれたサプライヤーなど、関係者にも感謝したい」と述べている。

《森脇稔》

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